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パリ地方での住まい探しのコツ

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パリ地方でどうやって適切な住居を探したらいいか、と考える方もいらっしゃるでしょう。ここでは、住まい探しの要点やアドバイスをご紹介します!

パリ地方は、さまざまな地域や県、「arrondissement」と呼ばれる市内の区で構成されています。ライフスタイルやニーズに合った最適な場所を見つけることができるはずです。アクセスが良く効率的な公共交通機関の発達により、パリ地方での移動はとても簡単。快適な生活環境とワークライフバランスを提供します。緑地も多く、家族向けのレジャーや文化活動が盛んで、一人ひとりに合った暮らし方ができるところです。


パリ地方の賃貸不動産市場の概要


家具付き物件と家具なし物件

フランス語で、「meublé」は家具付き、「non-meublé」または「vide」は家具なしを意味します。家具付き物件は一般に寝具やキッチン用品、テーブルと椅子、照明などが揃っていますが、市場に出回っている物件は家具なしがほとんどです。

フランスの法律では、家具なし物件と家具付き物件では扱いが異なります。まず契約期間は、家具付き物件が1年であるのに対し、家具なし物件は通常3年です。賃借人はいつでも契約解除を通知することができます。解約予告期間は、場所にもよりますが最低1か月です。短期滞在の場合は家具付き賃貸が最適です。家具付き賃貸は、定まった住居が見つかるまでの一時的な解決策にもなります。


平均的な賃貸料金

平均的な家賃は、1平方メートルあたり月16~38ユーロです。パリ地方は広く不動産価格は常に変動するため、これはおおよその目安です。また、考慮に入れるべき基準もたくさんあります。選択物件に応じたパリ地方の1平方メートルあたりの平均価格をよく理解するために、こちらのページ をご覧ください。


水道光熱費、強制加入の損害保険料、住民税

家賃には一般に、上下水道料、入居者が共同で使用するスペースの維持管理費が含まれています。ほとんどの場合、電気・ガス、電話、インターネット、ケーブルテレビなどの料金は含まれていません。

また、水害、盗難、火災、爆発等のリスクに備えて、住宅保険(「assurance habitation」)への加入が必要となります。加入の際に、自分の所持品が補償範囲であること、および第三者に対する個人賠償責任保険が含まれていることを必ず確認しましょう。平均的な年間保険料は、一軒家の場合350~450ユーロ、共同住宅(アパルトマン)の場合250~350ユーロです。

これに加えて、地元の市役所(「Mairie」)に毎年住民税を収めなければなりません。この固定資産税の額は、不動産の規模や状態、自治体が設定する税率によって異なります。

 

理想の住まいを見つけるために


不動産会社

パリに長期滞在される方は、不動産会社を利用するのが最も確実で、希望に見合った物件を見つけやすいでしょう。急ぎで物件を探している場合や、自分で探すのに苦労している場合などは特に便利です。不動産会社に依頼する場合、ご自身が正社員としての雇用契約を結んでいると手続きがよりスムーズになります。なお、不動産会社の手数料は、当該業者の利用条件や物件がある場所によって異なりますのでご注意ください。


オンラインプラットフォーム

仲介者なしで貸主から直接借りる方が一般的に安くなりますが、借主としての権利や市場の基本的な知識を少しでも知っておくことをお勧めします。もちろん、フランス語が分かれば効果的なコミュニケーションができ、より良い信頼関係を築くことができるでしょう。広告が無料で掲載されているウェブサイトを通じて貸主と連絡を取る場合は、特に注意が必要です。


その他の便利なサービスプロバイダー

パリ地方には、リロケーションサービス会社や物件ハンター、賃貸保証会社など、駐在員受入れを支援する多くのサービスプロバイダーがあります。Choose Paris Regionでは、短期・長期の賃貸物件や家具付き物件に特化した提携不動産会社をご紹介しています。

 

準備


入居申込み

ほとんどの場合、支払い能力を証明する書類の提出を求められます。具体的には、給与明細(直近3か月分)、雇用契約書、最新の納税通知書、身分証明書、フランスの銀行口座明細書などです。一般的に、収入が家賃の3倍以上であることが条件とされていますが、許容範囲にはある程度の幅があります。また、給与が家賃の3倍に満たない場合は、連帯保証人を要求されるのが一般的です。この場合、専門の会社が保証人として間に入るなど、いくつかの選択肢があります。Choose Paris Regionではそうした会社のご紹介も行っています。


敷金と手数料

フランスでは、敷金は一般に家賃2か月分です(主に家具なし物件の場合)。また、入居申請料(通常100ユーロ以下)や不動産手数料(通常250ユーロから家賃1か月分)がかかる場合があります。


最後に

パリ地方は、空き物件の動きが早く、賃貸に出されたその日に新しい借り手が決まるというケースもめずらしくありません。気に入った物件を見つけたら、すぐに行動することが大切です。
また、賃貸借契約書に、双方が支払うべき税金が明記されていることを確認しましょう。契約書の内容をよく確認し、自分が負う責任や義務について理解することも重要です。
パリ地方への移転についての詳細アドバイスは、 こちら の実用ガイドブックでご覧いただけます。
活気に満ちたパリ地方なら、必ず理想の住まいを見つけることができるでしょう!詳細については、Choose Paris Regionのウェブサイト をご覧ください。  

 

 

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